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 三菱ふそう セーフティトラック公開
 三菱ふそうトラック・バスは16日、最新の安全技術を盛り込んだコンセプトモデル「セーフティトラック」を公開した。

 運転注意力モニター『MDAS(エムダス)-3』のほか、09年に実用化予定の安全技術を搭載。開発本部長のアイケ・ブーム副社長は、「当社の安全技術のシンボルとして、同車をPRしていきたい」と意気込みを見せる。

 同副社長によると、「事故を未然に回避するアクティブセーフティ(予防安全)がコンセプトになっている」という。同車両は、大型トラック「新型スーパーグレート」をベースとし、大型車に多い追突事故を防止するための安全技術を採り入れた。
 例えば、「エムダス」は、ドライバーの運転注意力が低下した時に警報とメーター表示で注意を促す。同技術は96年の開発以来、現在で3代目。「新型スーパーグレート」に標準装着されている。また同技術は、自動車技術会主催の自動車技術会賞で、技術開発賞を受賞している。

 同副社長と開発本部の時松和壽マネジャーは、「(安全技術の)開発は、安価で効果が出るものをめざした」と強調。「製品価格に上乗せする」としながらも、「事故による被害はもちろん、メンテナンスや保険にかかるコストを考えると、収益性は向上するはず」と説明する。

 さらに、「衝突被害軽減ブレーキ」や横転事故を抑制する「車両挙動安定装置」といった現在開発が進められている安全技術も搭載している。
                    (08/06/20)
<記事提供:物流ウィークリー


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