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バイオ天然ガスも拡大
 佐川急便 今秋から「バイオガソリン」を活用
 SGホールディングスグループの佐川急便(栗和田榮一社長、京都市南区)は、集配車両から排出される二酸化炭素(CO2)削減を目的に、今秋から「バイオガソリン」の活用を開始する。バイオガソリンはサトウキビや廃棄材、大麦、とうもろこしなどの植物を原料とするバイオエタノールとレギュラーガソリンを配合した燃料で現在、1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の給油所50か所で試験販売されている。

  植物を原料とするバイオ燃料を燃焼させた場合、次世代の植物が光合成によりCO2を吸収して育つため、大気中のCO2総量は増加しないとの考え方から、バイオ燃料によって排出されたCO2は温室効果ガスとして計上しないことになっている。同社では当該地域の貨物自動車(ガソリン車)の一部を対象にバイオガソリンを活用。今後、国による試験販売拠点の拡大に応じて対象車両を増加させていくという。

 また、同社神戸店(兵庫県神戸市)では神戸市建設局と協力、天然ガス自動車の一部を対象に「バイオ天然ガス」を試験活用しているが、今後、車両への影響・性能などを検証し、その結果を踏まえて対象車両の拡大を図る。バイオガスは、家畜糞尿、生ゴミ、下水汚泥、廃材や動植物の有機性廃棄物(バイオマス)をメタン発酵させることで得られるガスで、神戸市は昨年から市バスやゴミ収集車などで実証実験を行っている。
 

                    (07/08/03)
<記事提供:物流ウィークリー


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