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 西部運輸 名神高速SAなどで安全パトロール
 西部運輸グループ(福山市)の安全推進委員会はこのほど、名神高速道路のサービスエリア(SA)など3か所で安全点検パトロールを実施。当日はグループ全車両のおよそ四割に当たる412台をチェックした。

 グループの各事業所に加え、タイヤ販社やトラックディーラーの関係者ら50人も動員。名神高速道の伊吹パーキングエリア(上り線)で143台、同下り線の養老SAでは194台をチェック。また、同区間を通過するケースが少ないこともあって、東海西部運輸の車両75台については同社構内で安全点検を実施した。

 高速道路での点検では、誘導されたトラックの照明類や左側安全窓、タイヤやボルト・ナットの締め付け強度などの安全確認を整備・車両管理の担当者らが素早くチェック。一方、乗務員らには本部席で免許証や運行日報を提示したうえ、身だしなみや体調の報告とともに、飲酒検査なども求めた。

 このうち、午前1時から同4時の3時間に150台ほどが引き込まれた養老SAでは、先を急ぐドライバーらに配慮するための迅速な点検と、一般車両や他社トラックなどに支障がない対応が求められたが、トラブルもなく点検作業を終了。「2台にパンクが見つかり、その場で修理できた。ボルト・ナット類のトルク調整も数台に行っただけで、年を重ねるごとに、確実にドライバーの意識と安全レベルは向上している感じだ」と参加した幹部の1人。

 一方、グループを挙げた安全対策を強化している同社では昨年から全事業所に点呼用の個室を設置。点呼の場を個室化することで、心のケアも含めて乗務員の精神状態も早期に把握するのが狙い。また今年6月には、高速道路をパトロールする専従者を大阪に配置。全国を対象にグループ車両のスピードや運転マナー、さらにSAなどで輪止めの実施状況などをチェックするのが任務で、違反行為があった場合に「指導書」を発出する権限をパト専従者に与えている。
 

                    (07/07/20)
<記事提供:物流ウィークリー


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