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 節電シフトに加え挽回生産 休日返上の物流現場
 日本自動車工業会が節電シフトで実施している木曜、金曜休み。しかし、9月は5回の木曜日すべてで工場が稼働することから、物流業者はさらにタイトな稼働になりそうだ。

 7月から始まった木金休みだが、物流業者は急激な挽回生産に対応しきれていない。車両不足で、元請け以外は「8月から、休みを返上せざるを得ない」のが現状だ。名古屋港の海コン輸送は7月の台風の影響で、さばききれなかったコンテナを運ぶトレーラが同19日は1000台以上が並び、港区を中心に国道23号が大渋滞に見舞われた。輸送に遅れが生じ、生産現場にも影響を与えた。

 コンテナ詰めが遅れたほか、空コンテナも不足。一般の大型車両不足も引き起こし、慢性的な車両不足の状況に突入。  これまで減車してきた物流業者は、車両のやり繰りが限界にきている。元請けの配車現場も、車両の確保が困難な状況で、7月中旬からは「荷物がないかもしれないが2台お願いできますか」といった綱渡りの配車が日常になってきている。

 現場は、部品調達から完成車の輸送まで「震災発生からやっと、新車を届けることができる。待っていてくださったお客様に確実に納品したい」の一心で仕事にあたっているが、すでに7月の段階でオーバーフロー状態。ドライバーの疲労もピークに差し掛かっている。

(11/08/26)



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