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 鴻池運輸米法人 ロスの冷凍・冷蔵倉庫を買収
 鴻池運輸(鴻池忠彦社長、大阪市中央区)の米国法人「KONOIKE-PACIFIC CALIFORNIA, INC.」は7月29日付で、「E-STREET COLD LOGISTICS LLC.」(米・ロサンゼルス)から冷凍・冷蔵倉庫を買収し、新たに「KONOIKE-E STREET,INC.」として1日から業務を開始したと発表。買収額は約20億円で、新会社は鴻池グループの25番目の海外拠点となり米国で4社目となる。

  今回取得した冷凍・冷蔵倉庫は、敷地面積2万5000平方m、倉庫面積7700平方m、収容力は1万5000パレットで、急速冷凍室や水産加工施設を備えており、生鮮食品を24時間365日、最適な温度管理で保管を行う「定温物流サービス」を提供する。

 今回の買収で、鴻池米国法人がロサンゼルス地域で保有する冷凍・冷蔵倉庫は3拠点、合計収容能力は5万500パレット(現在の1.4倍)となり、ロサンゼルス、ロングビーチ両港の港頭地区における冷凍・冷蔵倉庫の保管能力の60%近くを鴻池グループが占めることで大きな相乗効果を期待している。

 同グループは、「グローバル化の加速」を経営戦略の大きな柱に据え、海外ネットワークを積極的に構築しており、「国際複合一貫輸送事業者としての機能強化とともに、『定温物流サービス』を重点施策(差別化)の一つとして、日本国内で保有する拠点と既存の米国、中国、ベトナムのほか、来年1月オープン予定のタイにおける冷凍・冷蔵倉庫との連携強化を図り、きめ細かなサービスの提供を目指す方針」としている。

(11/08/26)



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