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 成田ー羽田空港間で共同輸配送実験 国際化に対応
 羽田空港の国際化に対応する成田・羽田空港間共同輸配送実証実験が10月31日から実施された。同空港の再拡張・国際化によって成田ー羽田間における貨物輸送業務の共同化・集約化を図らなければ、輸送効率の低下による輸送コストの増大、混雑の増大による環境の悪化を招くことが想定され、両空港の一体的な運用が求められている。

 実証実験は効率的な貨物輸送、環境負荷の低減、施設の利用・運営上の問題点や課題の把握を目的に、成田ー羽田空港間共同輸配送検討協議会が公募で選定した東京国際エアカーゴターミナルが実施する。

 10月末からの3か月間で、航空会社・フォワーダー向けに、両空港からの双方向で平日7便程度を予定している。運行ルートは成田空港内の各航空会社の上屋、国際空港上屋の集配と、羽田空港の東京国際エアカーゴターミナルの上屋、同ターミナル内の各テナント、国内線貨物地区などへの集配を実施。

 この実証実験では、収支状況、輸送効率と輸送頻度、輸送時間と混雑個所、トラックの走行台数の減少に伴う経済効果(輸送コスト減少、NOxやCO2排出量の削減)など問題点や課題を把握する。

(10/11/19)


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