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高橋寿仁社長


フロンティア・ドメイン 倉庫の一元管理を安価に  
 フロンティア・ドメイン(高橋寿仁社長、東京都新宿区)が展開するWEB型リアルタイム庫内物流管理システム「W2MS」が、物流事業者の間で注目を集めている。昨年8月の販売開始以来、着実にユーザーを増やしており、現在は大手電機メーカーや大手電子部品メーカーのほか、中小規模の物流事業者などが導入している。高橋社長と、営業統括本部バイスプレジデントの竹本周平氏に「W2MS」について聞いた。

 数ある倉庫管理システムの中でも、「W2MS」の特徴は、「WEB対応」「マルチ言語対応」という点。リアルタイムでの入出庫状況の把握や、複数・海外拠点の一元管理を安価に行うことが出来る。大規模な投資が難しい中小事業者でも、無理なく短期間での導入が可能となる。

 竹本氏は、「10年来、情報システムの企画、構築、運用などの業務を行ってきたため、ネットワークに強い。この技術を生かして、庫内管理に必要な全てのオペレーションを安価にWEBで管理できるようにした。開発言語にJavaを使ったので、稼働プラットフォームにも依存しない」と説明する。
 
 また、従来、倉庫管理システムはSCM実行系と位置づけられてきたが、同社では「オンラインショップの成長などにより、小口、少量、多頻度で、『好きな時にすきな物を』というニーズに対応する物流を構築していく必要が高まっていく」と認識しており、需要予測を含んだ消費者主導の物流マネジメントの重要性を説く。

 そのため同社では、今後の製品ラインナップとして、標準パッケージ「W2MS」や、ERP連携を可能とする「W2MS for ERP」、3PL事業向けのパッケージ「W2MS for 3PL」に加え、需要情報を出発点としたビジネスに対応するため、EC(電子商取引)の商流に最適なパッケージ「W2MS for EC」や、RFIDに対応した「W2MS for RFID」を投入する予定。セミナーも積極的に開催しており、「中小事業者からの引き合いも増えている」と手ごたえを掴んでいる。
                         
(06/01/02)
<記事提供:物流ウィークリー


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