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国交省がASVの導入を支援
 国交省は、先進安全自動車(ASV)の導入支援を発表。1日から費用の2分の1を補助する。申請受付は来年1月31日まで。助成金額は、衝突被害軽減ブレーキが27万5000円、ふらつき注意喚起装置、車線逸脱警報装置、車線維持支援制御装置が5万円、車両横滑り時制動力・駆動力制御装置は15万円となっている。

 これまで衝突被害軽減ブレーキの普及が進まなかった理由について、メーカーの担当者は運送事業者の経営難を理由に挙げる。同システムは1台あたり50万ー60万円だが、「安全関連は保険のようなもので導入に消極的。金銭的な余裕がない」のが実情という。「『ドライバーがきちんと運転していればシステムに頼る必要はない』との認識を持つ経営者が多い」とも。  

 メーカー販社に話を聞くと、「補助金の存在をアピールしながら売り込んでいるため、知名度も普及率も上がっている」と現状を説明。また、導入企業の中には、装置を過信して安全運転への意識が低くなる恐れがあると考え、「ドライバーに装着していることを伝えていないところもある」という。

(10/04/23)

<記事提供:物流ウィークリー


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