ニュース






佐藤慎司社長
日の出運輸 経常利益82.9%増に 
 日の出運輸(佐藤慎司社長、倉敷市)の35期決算(平成16年10月―同17年9月)は、売上高124億7600万円(前期比11.3%増)、経常利益3億3300万円(同82.9%増)と増収増益。将来的な株式公開を視野に入れる同社は今期中に関東本社を設立、分社化するなど2本社体制も進める考え。来年2月には、冷凍・冷蔵・常温倉庫を備えた米子事業所(米子市)を移設・拡張する。

 「全店所に車両配置」を基本方針としており、前期は札幌、静岡などでも車両を配備。現在は5か所(全国38拠点)を除く拠点に計450台のトラックを置いている。移設する米子事業所は、米子市が分譲を進めてきた米子流通団地で定期借地制度を活用。敷地2170坪に、一部2階建て延べ床面積740坪の倉庫・事務所を建設。倉庫には常温に加え、冷凍・冷蔵設備も新設する。建設投資額は約3億円。

 佐藤社長は、「関東地区の営業強化に加え、各事業所が堅実に目標をクリアした。軽油高騰の影響は小さくないが、早い段階から燃費改善など燃料対策に努めてきたことで、想定内の値上がりにとどまったと考えている。コストを明確にする体質が全社的に浸透してきたが、経常益ベースで3%超を基本線に置きながら、今期中の分社化を踏まえた2本社制(倉敷・関東)の実現、さらに株式公開へと着実に歩みたい」と話している。    
                         
(05/12/02)
<記事提供:物流ウィークリー


バックナンバー

HOME会社概要サービス内容会員規約Q&Aお問合せ
お申し込みリンク集最新ニュースプライバシーポリシー