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 東洋紡と住友化学 共同物流でCO2削減
 東洋紡と住友化学はこのほど、共同物流を行うと発表した。住友化学は原料樹脂を住友化学千葉工場から東洋紡敦賀事業所(福井県)まで鉄道で輸送しており、その帰り便は空となっていた。また東洋紡は敦賀事業所から川越市(埼玉県)に東洋紡製フィルムをトラックで輸送していた。

 今回の共同物流では、東洋紡のフィルムトラック輸送の5割を、住友化学の原料樹脂鉄道輸送の帰り便にモーダルシフトすることで、CO2排出量削減と地域貢献に効果をもたらすとしている。  

 物流システムの見直しや環境負荷低減への対策を進めてきた両社は、調達物流と販売物流の効率的な結びつきがCO2排出量削減につながるとの認識から共同物流に至った。住友化学はISO規格コンテナでの輸送拡大、敦賀港オフレールステーションや南福井駅への大型荷役機械の導入といった物流改革を推進している。  

 今回の共同物流は2009年12月出荷分から開始されており、1年あたり65トンのCO2排出量削減を見込んでいる。

(10/01/08)

<記事提供:物流ウィークリー


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