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 コクヨロジテム 配車システムの対象拡大
 コクヨロジテム(湯浅哲雄社長、大阪市東成区)は独自に開発し、昨年10月に導入した自動配車システムによる配車率を現在の30%から今年度内に100%まで拡大する。

 オフィス家具などの物流を担う同社は、中部地方にある4つの大型倉庫から全国24か所の地区倉庫へのトラック輸送の一部について「より効率的な輸配送」を実現するため、「集中配車室」を昨年に開設すると同時に自動配車システムを導入。

 重い荷物は運転席寄りに積むほうが安定性は高いため、「重い荷物から集荷に回るほうが良い」など、IT化にはなじみにくい現場のノウハウを可能な限り盛り込んだ独自システムで、現在4倉庫から出荷する配送便の30%で稼働。09年度中に対象を5倉庫に拡大し、配車率100%まで高める計画という。

 コクヨグループCSR活動の「地球温暖化の防止」と「環境配慮商品の推進」の一環で、ITを活用した配車の最適化によりCO2排出削減を図る狙いもある。同システムの運用では4t車から10t車へのシフトが進み、CO2排出量は51.5t削減できたという。                    (09/04/17)
<記事提供:物流ウィークリー


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