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 大型車を政策誘導する環境ロードプライシング
 住民の少ない海岸部の通行料金を引き下げて大型車を政策誘導する環境ロードプライシングが、3月までに兵庫県尼崎市で実施される。近畿地方整備局と住民がこのほど開いた連絡会合で、整備局の担当者が「3月末をめどに進めている」と実施時期に言及した。

 同地域の環境RPは、同市南部を横切る国道43号と2階部分にあたる阪神高速神戸線から、海岸部を並走する阪神高速湾岸線へ大型車を迂回させて43号沿道の大気環境を改善させるもの。他道路への影響について、隣接する大阪市西淀川区など3区の調査を進めており、整備局道路部計画調整課の担当者は「1月末には集計」と述べた。

 湾岸線の大型料金を引き下げる原資の予算について同担当者は「現在は予算がないが、3月末をめどに調整している」。住民側の松光子団長は「道路特定財源の一般財源化分1兆円の話もある」と根拠の説明を求めたが、同担当者は「中身は差し控えたい」とかわした。同地域の環境RPは大型車削減手法の要とされるが、削減率は3割程度と見込まれる。
                    (09/01/02)
<記事提供:物流ウィークリー


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