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 エコモ財団 グリーン経営認証の効果公表
 交通エコモ財団は4日、グリーン経営認証取得による効果の検討結果を公表した。

 認証取得2年後の平均燃費は、車両総重量8トン以上のトラックの場合、認証取得時と比べて4.5%(0.14キロメートル/リットル)、8トン未満で4.3%(0.25キロメートル/リットル)向上。燃費が向上した背景としては、「エコドライブの徹底」「ドライバーの燃費意識向上」「デジタコの導入」「燃費管理の徹底」「エコドライブ講習の実施・参加」などが挙げられた。

 この燃費向上により、トラックでは2年間で4.3%(16万5千トン)のCO2排出量を削減。すべての認証取得事業者(トラック、バス、タクシー)で同様の燃費改善効果が期待できると仮定した場合、CO2排出削減量は年間約19万トンと推計される。

 また、トラックの認証取得事業者の平均燃費を全国平均と比較すると、すべての車種区分で全国平均よりも良い水準となり、全車種区分の加重平均を比較すると、全国平均より23.8%良い水準となった。

 認証取得事業者の低公害車保有率は認証取得後の2年間で、天然ガス自動車(CNG車)が0.55ポイント、ハイブリッド自動車で0.20ポイント上昇。

 走行距離10万キロメートルあたりの交通事故発生件数は、認証取得後1年目に前年比26.4%減少。アンケートの結果では、交通事故件数の減少は、認証取得によるメリットの上位に挙げられている。同条件での車両故障件数は、同比20.0%減少した。

 また同結果から、認証取得事業者は「燃費向上や事故件数の低減」といった当初期待された効果に加え、「職場モラル・士気の向上」「リーダー層の人材育成」といったメリットを感じていることが分かった。
                    (08/06/06)
<記事提供:物流ウィークリー


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