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 ブリヂストン 公開燃費テストを実施
 ブリヂストンタイヤ埼玉販売は4月16日、エコピア「M891─2」の公開燃費テストを開催。運送事業者やバス会社など32社・約40人のユーザーが参加し、省燃費タイヤと汎用タイヤとの燃費改善効果を比較した。

 テスト方法は車両と乗務員を固定し、東北自動車道の浦和─加須IC間(20キロメートル)を時速80キロメートルで往復走行し、途中四区間の燃料消費量を計測。比較したのは、1.汎用品「M890」(全軸装着)、2.省燃費タイヤのエコピア「M891─2」(6本装着)とリトレッドタイヤ「M891─2」(4本装着)。テスト車両は県内で運送業を営む熊谷産業所有の大型トラックに12.5トン分の紙ロールを積載したものを使用。ドライバー歴30年の篠崎英明氏(同社)が運転した。

 テスト結果は往路・復路合わせ走行距離40キロメートルで、1の汎用品「M890」の燃料消費量は8170cc、燃費は1リットルあたり4.90キロメートルに対して、2の省燃費タイヤとリトレッドタイヤの両タイプを装着した場合は、燃料消費量は7299cc、燃費は同5.48キロメートルだった。各区間の燃料消費量の差は、平均109cc、全体で12%の燃費改善効果を実証した。

 結果を踏まえ、同社生産財販売部の大塚清嗣課長は、「顧客のコスト削減に大きく貢献する」とし、「(軽油1リットル110円の条件下で)1年に10万キロメートル走行した場合、1台で約24万円分の燃料を削減できる」とアピール。

 同テスト参加事業者のうち、省燃費タイヤを導入している企業は約半数。すでに一部車両に導入しているというアサヒオートサービスの橋本政治業務部長は、「改めてタイヤの省燃費効果を知った。目からウロコという感じ。環境性もアピールできる」と省燃費タイヤを高く評価する。

 続けて、「経費削減と安全運行へのご提案」をテーマにブリヂストン関東支店の永石多賀弘関東技術サービス課長が講演し、「適正な空気圧でない場合、安全はもちろん、摩耗や燃費にも影響する」と説明。確実なタイヤ空気圧の点検・整備を促した。
                    (08/04/25)
<記事提供:物流ウィークリー


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