ニュース







中鋼運輸・保岡社長 「選ばれる物流企業」へ
 親会社から出向・移籍する形で、傘下の運送会社社長に就任するケースは珍しくないが、今春、東証一部上場の中国工業(呉市)の取締役に就任した保岡義昭氏(中鋼運輸社長、同)の場合は、その逆のパターン。「(親会社も含め)グループ全体として環境、品質、安全対策に取り組むうえで物流の重要性が再認識されている」と気を引き締める保岡社長。

 昨年六月、引越事業部(キリン引越センター)でISO9001の認証を取得して以降も、さらに認証範囲の拡大に努めてきた。「やり方によっては短期間での取得も可能らしいが、とにかく全員参加で取り組むというのが基本方針。そのため時間がかかった」と苦笑い。今年8月18日付で運輸、倉庫事業部も晴れて認証範囲に加わった。

 一方、9月1日付で仙台営業所(仙台市宮城野区)を移設。業務拡大に合わせて新倉庫を建設するとともに、さらに品質・サービスをレベルアップするのが狙い。「厳しい経営環境にあるが、企業としての基本は崩せない。社員が希望や意欲を持って働ける職場を維持しようとすれば、おのずと進路は決まるもの」と経営基盤の強化とともに、「選ばれる物流企業」への組織再構築を進めている。     
                         
(05/09/19)
<記事提供:物流ウィークリー


バックナンバー

HOME会社概要サービス内容会員規約Q&Aお問合せ
お申し込みリンク集最新ニュースプライバシーポリシー