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 出光興産 DPF装着車用のオイルを発売
 出光興産は、DPFを装着した小型トラック用ディーゼルオイルを発売した。同社潤滑油部アフターマーケットグループの沖崎正剛チーフエンジニアは、「燃費・出力の低下を防ぐ」と同製品の仕上がりに自信を見せる。

 ディーゼル車に装着されているDPFは、捕集したPMをフィルター内で燃焼させる。その際、燃え尽きずに残った添加剤は「灰分」となり、熱でも除去されず目詰まりの原因となる。今回発売となった「出光ゼプロジーゼルCF―4/DH―2 10W―30」は、ディーゼル専用のオイルで、灰分の発生を抑制。DPFの性能をキープし、燃費の悪化や出力の低下を防ぐ。

 同氏は、「API(アメリカ石油協会の規格)のCF―4の性能と、JASO(自動車技術会の定める規格)によるディーゼルエンジンオイルの規格・DH―2の性能を兼ね備える」と説明する。

 発売前に、同社は実走行による比較テストを実施。2台のトラックが約3700kmを走行。「出光ゼプロジーゼル―」は、同社の従来製品と比較して、「灰分を43%カットできた。燃費も3.4%の改善が見られた」という。沖崎氏は、「車の性能を存分に引き出す」と胸を張る。

 同製品はSSのみでの販売。後付けのDPF装置にも利用が可能。従来製品と比べて割高になるが、同氏は「長い目で見れば経済性のある製品」と話す。

                    (07/11/02)
<記事提供:物流ウィークリー


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