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 日産 フォークリフト「アグレス」を一新
 日産自動車はこのほど、エンジン式フォークリフトの主力車種「アグレス」「アグレスコンパクト」をフルモデルチェンジ。日産フォークリフトの誕生50周年というタイミングで、これまでに培ってきた技術力を結集した自信作を世にアピールする。

 地球環境、オーナー、オペレーターの3者いずれに対しても配慮がなされているという「パーフェクトバランス」が商品の特長。産業機械事業部の大沼俊也マーケティングマネジャーに同製品の特色を聞いた。 今回のモデルは、03年に発売された「アグレス」「アグレスコンパクト」の二代目にあたる。

 「通常、フォークリフトのモデルチェンジは6ー8年周期で行われる」が今回、4年という短いスパンで刷新に踏み切った理由について、同氏は「排ガス規制への対応」と説明する。エンジンの改良を重ねた結果、「ガソリン車とLPG車については平成19年規制に適合。ディーゼル車に関し、平成20年規制に1年前倒しで適合させた」。

 オペレーターに対する配慮として、安全装備を大幅に追加。従来のモデルから装備されていた、オペレーターが運転席にいない時には荷役操作をロックする「マストロック機能」や「駐車ブレーキ掛け忘れ警告ブザー」に、「シートベルト未装着警告ブザー」を追加。この機能で「転倒事故が起こって下敷きになった、などという痛ましい事故を減らせれば」としている。

 また、メーターパネルをデジタル式に変更。ユーザーのパスワード管理を可能にし、権限を持たないオペレーターの運転を防止。車両のメンテナンス状況なども画面に表示され、車両管理が容易になる。

 オーナー(経営者)に対するメリットとしては、「低燃費の実現」を挙げる。ガソリン・LPG車に通常の「パワーモード」に加えて「エコノミーモード」を装備。同モードにすることで、「業務に必要となるパワーを損なわないままに、燃費を約17%削減する」という。

 ラインナップとしては、「アグレス」が1トンから3・5トンまで、いずれもガソリン/LPG車、ディーゼル車を揃える。 希望小売り価格の一例を挙げると、2・5トンディーゼル車で300万3,000円。なお、「アグレスコンパクト」は、0・98トンから2・5トン。

                    (07/09/21)
<記事提供:物流ウィークリー


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