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 ダンロップ エコタイヤで公開テスト(広島)
 住友ゴムグループのダンロップファルケンタイヤ(東京都江東区)はこのほど、先に販売を開始したトラック・バス向けの低燃費オールシーズンタイヤ「ECORUT(エコルト)SP678」を使った公開燃費テストを広島岩国道路(山陽自動車の一部区間)で実施。地域販社の協力を得て全国5か所で実施しているもので、広島での開催は3番目。6月には宮崎県で同様のテストを行い、兵庫・神戸が最終回となる。

 集合場所となった広島市のダイヤモンドホテルには、中四国エリアのトラック事業ら100人余りが出席。参加者を前に同社の谷口薫専務は「原油高や環境規制の強化でコスト負担が増しているが、環境を含めた社会性の確立が企業価値を大きく左右する時代。そうしたなかで我々としては、どう役立つ提案ができるかを最大のテーマに掲げており、当社では低燃費商品に傾注した取り組みを続けてきた。(SP678で)5種類の低燃費タイヤのラインアップがそろったが、こうした場でユーザーのみなさんに体感してもらいたい」などと話した。

 テストは広岩道の廿日市―岩国インター間(25.1キロ)で、西部運輸(福山市)の大型トラック(日野製の10輪車)2台を使って実施。1台にはSP678を装着し、もう1台にはオールシーズンタイヤのSP660を取り付けて同区間を往復後、車両間のタイヤを総入れ替えして同様に走行。計2往復のデータを取ることで消費燃料の精度を高めた。

 その結果、燃費の改善効果は平均で14%という数字。先に実施した2会場(東北=同17%、中部=同16%)には及ばなかったものの、この日は強風注意報が出される燃費テストには不利な気象条件だったことを踏まえれば、まずまずの好結果が得られたといえそうだ。テスト走行の終了後には、参加者から「タイヤの寿命」「データの捉え方」などについて質問が出された。
                    (07/05/18)
<記事提供:物流ウィークリー


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