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 横浜ゴム トラック・バス用タイヤに新ブランド
 横浜ゴム(東京都港区)は4月からトラック・バス用の新タイヤブランド『ZEN(ゼン)』を立ち上げることを発表。それに合わせ、オールシーズンタイプ『701ZE』、低燃費タイプ『702ZE』、リブタイプ『102ZE』を順次発売する。このほど、港区にあるニューピアホールで運送事業者、バス事業者、プレスを招き披露会が催された。

  同社の南雲忠信社長は、「今後も車両の走行を足元で支え、地球環境保護を進める当社の姿勢を示す商品としてゼンを積極的に展開したい」とあいさつ。初年度国内売上げ目標10万本、次年度は30万本をめざす。

 従来タイヤとゼン・タイヤとの大きな違いは製造方法。通常、タイヤは製造過程において、原材料をミキサーに入れ高温で混ぜ合わせるが、ゼンはいったんミキサーで原材料を混合した後、ロールを使用して低温でじっくり練り込む。この混練製法=『C‘ROLL(クロール)製法』を採用することで、「ゴム分子のダメージが少なく、補強材のカーボンが均一に分散できる。その結果、硬くて伸びの良いゴムが完成した」(タイヤ材料設計部の山口洋一主幹)という。

 また、タイヤを使い続けることで生まれる変形状態を予測し、事前に歪みをコントロールできるようシミュレーション。「長く丈夫に走る」タイヤをめざした。

 このほど発表された3製品は、すべてオールシーズンタイプ。『701ZE』は、特に耐摩耗性に的を絞り、ロングライフを実現。ストップ・ゴーの多い地域輸送から高速輸送まで幅広い輸送形態に対応。7サイズ展開する。

 低燃費指向型『702ZE』は、従来品プロフォース・エコ『TY687』に比べ、ころがり抵抗を18%低減。さらにクロール製法との組み合わせによって、耐摩耗性も向上。5サイズ展開で、同タイヤのみ6月から発売。

 低燃費、省メンテナンスを実現する『102ZE』は、従来低燃費タイヤに比べ20%以上のころがり抵抗を低減し、リブタイヤの特徴である均一な摩耗によって、省メンテナンス製を発揮する。4サイズ展開。
                    (07/03/23)
<記事提供:物流ウィークリー


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