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 全ト協 トラック従業員の平均賃金を発表
 全日本トラック協会(中西英一郎会長)はこのほど、トラック運送事業に携わる従業員の平成18年度における賃金、労働条件などについての調査結果をまとめた。それによると、特別積合せ事業と一般事業をあわせたトラック運送事業全体の1人1か月の平均賃金が前年比を0.2%上回った。とりわけ、中心を占める男性ドライバーのそれは、全体の上昇率を上回る0.7%増となった。

 調査は、平成18年5、6、7月に支給された給与の1か月平均額と雇用条件等について、同年8月から9月に調査したもので、今回で40回目となる。対象は、特別積合せ貨物運送事業者225社と、一般貨物運送事業者2387社の合計2612社で、回答は特別積合せが108社、一般が1368社の合計1476社から得られた。

 まとめによると、全職種1人1か月平均賃金をみると、特積は32万3200円で対前年比0.03%増となったが、年間支給賞与の1か月平均額を加えた月額は、36万7000円と同0.5%減となった。

 一方、一般は32万2700円と前年比0.2%増となり、賞与を加えた月額も36万2900円と、同0.8%増となった。

 トラック運送事業の約7割を占める男性ドライバーの賃金をみると、特積では、1人1か月の平均賃金が33万5800円で前年比1.2%増、賞与を加えた月額は37万5700円と同0.7%増となり、一般も1か月平均賃金が33万1400円と同0。02%増となり、賞与を加えた月額も36万5600円と同0.5%増となり、特積、一般ともに前年を上回った。

 ドライバーの賃金(1か月平均)を地域別にみると、北海道30万8000円(対前年比3.5%減)、東北30万500円(同0.1%増)、関東34万3200円(同1.3%減)、北陸信越33万100円(同0.8%減)、中部35万400円(同1.4%増)、近畿35万4800円(同0.7%減)、中国33万9000円(同7.2%増)、四国31万4600円(同0.2%減)、九州29万5400円(同0.9%増)、沖縄23万8700円(同0.2%減)となり、全体では、33万3500円で前年比0.7%増となっている。
 また、職種別では、特積のけん引ドライバーの平均賃金は43万4800円、大型ドライバーは42万1200円、普通ドライバーは34万6500円となっており、一般のけん引ドライバーは43万5500円、大型は38万6600円、普通は32万4800円で、合計では、けん引が43万5200円、大型が40万400円、普通が33万7000円となっている。
                    (07/01/26)
<記事提供:物流ウィークリー


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