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導入を発表する会見風景

宇佐美鉱油 全SSにAEDを導入
 全国400か所のサービスステーション(SS)を展開する宇佐美鉱油(宇佐美三郎社長、名古屋市中村区)はこのほど、グループ全SSにAED(自動体外式除細動器)を導入したと発表した。

 AEDは、心室細動と呼ばれる致死性の不整脈になった心臓へ電気ショックを与えて通常のリズムに戻すための医療機器で、平成16年の厚生労働省通知により一般市民の使用が認められて以降、公共施設などを中心に普及が進んでいる。

 同グループでは、SSを訪れる運転者に対しいつでも救命処置ができること及び地域貢献、さらには従業員3000人、アルバイト4000人を抱える同グループの福利厚生などを目的に導入を決めた。導入費用は年間3000万円。

 AED製造販売元の日本光電工業の協力の下、山陽支店を皮切りに年内中に機器の取扱い方法や心肺蘇生の社内勉強会を実施する。

 心室細動など心臓発作による突然死は年間3万5000人いるとされており、「我々のSSに訪れる1日約30万人のお客様の中には労働条件の厳しいトラックドライバーも多く、万が一のことが起こってもすぐに対応できるよう準備を整えていきたい」(浅田育男販売本部長)と話す。

 また、各SS所轄の消防署に届け出ることにより地域における救命活動にも役立てたい考えだ。

                    (06/11/17)
<記事提供:物流ウィークリー


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