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ボルボ わき見運転防止システムを開発
 米国のある調査によると、交通事故の約80%が、事故直前にドライバーが道路から目を離した一瞬に起きているという。ボルボではドライバーの目線追跡技術の研究、開発を進めており、ドライバーが危険な瞬間に道路から目を離してしまう問題に対処するシステムを開発した。

  目線追跡カメラ、ステアリング・ホイールに装着されたセンサー、フロントガラスが、ドライバーの目や頭の動きやステアリング・ホイールのふらつき、車両の路上車線位置を検知。ドライバーの目線があまりにも長く、頻繁に道路以外の対象物に向けられていたり、適切でない運転を行っているとみられた場合、警報が鳴り、無数のLEDライトが発光する。ドライバーの注意を促し、目線を路上の前方に戻すようにする仕組みだ。

 研究、開発を行うボルボ・テクノロジー社のトレント・ビクタープロジェクト・マネージャーは「疲れて、ぼーっとしてしまっているドライバーは、ドラッグやアルコールを摂取しながら運転しているのと同じくらい危険。私たちが提案する様々なトラックの機能で路上事故を防げれば、人々の命を救うことになる」と話す。

  同社では、ドライバーを運転に集中させる手段や、将来的にはドライバーの注意がそれた際に信号を発する機能を備えるなど、さらに進化したトラックの開発へ総力を挙げている。
                         
(06/07/28)
<記事提供:物流ウィークリー


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