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 平ボディー車、繁忙期の傭車は至難のワザ
 「シート掛けや荷締め作業なども手早くこなすような、本当の職人ドライバーは少なくなった」と、建設資材をメーンに手掛けてきた兵庫県の運送会社社長。ウイング車がトラックの主流になった現在、建設現場に出入りする平ボディーやユニック車は完全に希少車種になった感がある。

 土木関係も手掛ける岡山県の事業者は「業界全体が減車モードに入っており、ただでさえ少ない平ボディー車を繁忙期に傭車するのは至難のワザ。天気次第で建設現場はストップになるし、雨がやんでも地面がぬかるんでいれば翌日も休みになってしまう。そうすると次の日には複数の現場が重なるわけで、まったくトラックが回らない」と、特有の悩みに手をこまねく。

 公共工事をメーンに手掛ける広島県の事業者は「うちが忙しいのは1年のうちの数か月間だけ。昔と違って、いまは平ボディーやユニックで代わりの仕事を探すのは難しいし、たまに舞い込むスポット仕事も運賃を聞けばやる気がなくなる」。さらに「予算の執行具合を確認しながら...という事情があるにしても、雪が舞う寒い時期に工事を集中させる現状についても考えてもらいたい」と話す。

(12/12/14)



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