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佐川急便 「Tokyoビッグベイ」が完成
 佐川急便はこのほど、中継センターと営業店の機能を併せ持つ複合施設「Tokyoビッグベイ」(東京都江東区東雲)を新設した。1階に中継センター、3階に江東区有明から移転した「城西店」、5階に「佐川ゆうメールセンター」を設置。施設全体では、同社最大級の規模と貨物処理能力を誇る大規模拠点となる。佐川ゆうメール専用仕分け拠点も同社では初めてで、取扱増加への対応とともにメール便市場への積極展開を図る。

 首都高速湾岸線・新木場ICから5キロの好立地。3万283平方メートルの敷地に、延床面積5万1836平方メートル、鉄骨鉄筋コンクリート造5階建ての施設が完成。20日に稼働を開始した1階の中継センターは、関西方面をメーンに全国へ貨物を中継する。荷降ろし着車数22台、積み込み着車72台で、ホーム同時着車94台分を確保。仕分けシュートは70本で、1時間当たり一般貨物2万1000個の仕分けが可能という。

 新築移転の城西店は18日から営業を開始した。荷降ろし着車16台、積み込み着車58台の同時着車が可能。312人のスタッフと215台の認可車両を擁する。

 佐川ゆうメールセンターは21日に稼動。ホーム着車15台分を確保し、仕分け能力は、「小物」が2系統で1時間当たり2万個(300区分)が可能。「佐川ゆうメール」では1時間当たり4万通(同)の仕分けができる。

 Tokyoビッグベイは、単位時間当たりの仕分け能力では佐川急便で最大級の施設で、全方向全方位バーコードスキャナーにより、ほとんどの荷物のバーコードが読み取れるほか、IDタグを入荷ケースに混入することでエリア別仕分けが容易になるなど最新機器を多数導入した。17日に現地で竣工式と施設見学会が開かれ、栗和田榮一会長兼社長ら幹部が出席し、来賓とともにテープカットを行った。
                         
(06/02/24)
<記事提供:物流ウィークリー


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